インプラントをおすすめしない方やめた方が良い方

インプラントをおすすめしない方やめた方が良い方

インプラントを全ての方へオススメできるかといえば、そうではありません。
やはり、インプラントに向いている人と向いていない人がいることは確かです。
また、こんな場合は止めておいた方が良いケースに関してもしっかりと正しい知識を得て頂きたいと思います。

インプラント後の定期検診に通えない人

インプラント後の定期検診に通えない人

インプラントをして終わりではありません。インプラントは、その後のメンテンスでのクリーニングが必須になります。この定期検診に通えない方は、インプラントを失うばかりか、他の天然の歯を失う傾向が非常に強いです。
もう一度、なぜ?歯を失ったのかを考える必要があり、虫歯・歯周病で歯を失った方は、痛いときだけ歯科医院に通っており、定期検診で歯のクリーニングを受けていない方がほとんどです。
虫歯や歯周病の原因は、歯ブラシで落とすことのできない細菌の塊(バイオフィルム)になります。この汚れは、歯科医院でないと落とすことができませんので、定期的な検診時のクリーニングが重要になります。
インプラント治療が終わった後に、定期的で歯科医院に通いクリーニングを受けることができない方は、インプラントをオススメしません。

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歯ブラシ回数が1日1回の方

歯ブラシ回数が1日1回の方

定期検診に似ている部分がありますが、なぜ、歯を失ったのかをもう一度考え直す必要があります。歯ブラシの回数が、朝起きてからか、夜寝る前だけだと少ないために歯を失った可能性が高いです。
インプラントも、ご自分の歯もお口の中の細菌との戦いになりますので、歯ブラシを行い細菌の数を減らす必要があります。1日1回の歯ブラシ習慣では、細菌の数が減りませんので、このような場合はインプラントをオススメしません。
1日に1回の歯ブラシですとお口の中にバクテリアが増えます。バクテリアが増える=インプラント手術の失敗やその後のインプラントが歯周病につながります。お口の中は、バクテリアの数が増えると虫歯や歯周病になります。できるだけ歯ブラシの回数を増やして、バクテリアの数を少なくしましょう。

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ガイド費用を拒む方

ガイド費用を拒む方

インプラントは、残念ですが以前に日本でも死亡事故がありました。下あごにドリルをする際に、骨の外に間違ってドリルを行ってしまい、血管を傷つけて出血にて、舌が圧迫挙上され呼吸困難で亡くなったというケースです。
その後、インプラントガイド手術の技術が急速に進歩しました。ガイド手術とは、コンピューター上でインプラントをどの方向に何ミリの深さでどの太さで長さで埋入するかをシュミレーションすることができます。その後、先ほどのシュミレーションした位置にインプラントを埋入するためのガイドを作製することができます。私は、今、このガイドを用いたインプラント手術を100%行っています。それによりインプラント手術のミスは、格段に少なくなりました。
ガイドを作製するには、1本5万円の費用がかかりますが、患者さんによってはその費用を節約したいおっしゃる方がいます。節約したいお気持ちはよくわかるのですが、ガイドを節約す事は、かえって後で帰ってくる被害が大きくなる可能性もありますので、ガイドの節約は遠慮していただきたいと思います。

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前歯の難しいインプラント

前歯の難しいインプラント

前歯は、非常に見た目が気になると思います。できるだけ隣の歯と同じような形態で色でとなると難易度が非常にまします。
抜歯をして間もないケースで骨があるケースはまだ良いですが、しばらく経ってしまい骨がないケースは、難易度が非常に上がります。
基本的には、前歯のインプラントは骨があってもなくても骨の造成と歯肉移植とガイド手術が必要になりますので、ドクターの技術が非常に重要になります。あまり、行ったことのないドクターでは太刀打ちできない場合があります。
前歯のインプラントを行う場合は、歯科医院やドクター選びを慎重に行うようにしましょう。

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タバコを吸われる方

タバコを吸われる方

タバコは、百害あって一利なしです。インプラントも同様にタバコを吸われている場合は、基本的に禁煙を行ってもらいます。
タバコを吸うと末梢血管に血液が届かないので、インプラント手術を行った後に治りが悪くなります。また、手術後だけではなく、その後の生活においてもタバコを吸えば、当然、インプラントの寿命が短くなるわけです。タバコを吸われている方は、明らかに歯肉の治りが悪いので、骨の造成をするような場合は、尚更、結果に影響がでますので、タバコを吸わないように注意してください。
最近流行りの電子タバコは、どうなんですかと患者さんより質問をうけますが、もちろんダメです。基本的に、電子タバコもタバコも歯肉にとって悪影響であることには、変わりはありません。これぐらいは、良いだろう!一本ぐらい吸っても結果は変わらないだろうと思うかもしれませんが、それが後になって後悔することにならないようにしてください。
タバコを吸えばインプラントの成功率は、確実に下がることを忘れないでください。

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口呼吸の方

口呼吸の方

夜眠っている間に、お口で呼吸される方が、増えています。
「歯ブラシ回数が1日1回の方」でお伝えしましたが、バクテリア(細菌)が多くなればなるほど、インプラントが歯周病になる確率が上昇します。
口呼吸の方は、鼻ではなく口で呼吸しますので、お口の中が乾燥します。乾燥すると一気にバクテリア(細菌)の数が多くなりますので、インプラントが歯周病になりやすくなります。

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インプラントと糖尿病

インプラントと糖尿病

糖尿病の方は、インプラントができないと言われたなど、やはりリスクが高いのですかと言われることがあります。確かにコントロールされていない糖尿病の方は、インプラント手術を行った後に歯肉の傷が治りにくいや骨の造成を行っても骨ができないなどと多数の問題が指摘されていることも確かです。そのため、私も糖尿病の患者さんを治療する際は、非常に神経質になります。まず、お口の中の歯ブラシによる清掃状態がしっかりとできているのか?他の歯が歯周病になっていないのか?内科医と対診をとり糖尿病の状態が問題ないのか?確認をとりながら治療をすすめます。やはり、通常の方に比べると糖尿病の方は、傷口から感染しやすいとか傷の治りが遅いという傾向が強いですので、より一層慎重なインプラント治療を行います。

そもそも糖尿病の方は、歯周病で歯を失いやすいですので、その後にインプラントを選択するという流れになりやすいです。しかし、正常な方に比べてより慎重に注意をしながらインプラント治療をする必要があることは、上記に記した通りになります。しかし、他方の報告では、コントロールされている糖尿病の方は、健常者とインプラント治療結果は変わらないというデータもありますので、インプラントの主治医とタッグを組んで治療を進めるようにしましょう。その後のインプラントのメンテナンス期間は、通常よりも短めの期間とし、初めは1から2ヶ月に1度のクリーニングとチェックを受けましょう。


参考のために正常値をの掲載しておきます。

  • 空腹時血糖値:140mg/dl以下
  • 血糖値最高値:300mg/dl以下
  • HbA1c:6.5%以下
  • ケトン体(ー)

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インプラントと高血圧

インプラントと高血圧

血圧が高い方の場合は、まずは薬を飲んでいるのか?否かを確認します。服用している薬の中には、血液がサラサラになる薬もあります。その場合は、手術後に出血が止まらないという事になり、患者さん自身が大変な思いをされますので、服用している薬は、正しくドクターに伝えるようにしてください。
高血圧の患者さんは、手術の際に緊張で通常よりも血圧が高くなりますので、そのために不快になったり動悸や息切れが起こる可能性がありますので注意が必要です。やはり、ほとんどの方は、手術と聞くだけで血圧が上がってしまいますので、そんな方には、眠っている間にインプラントがオススメになります。
眠っている間にインプラントは、静脈内鎮静法と呼ばれ、うとうと眠っている間に手術が終わりますので、血圧の高い方は、リラックスした状態で手術が終わりますので、非常に向いています。
そもそも血圧が高いとインプラントにとって何が問題なのでしょうか?もともと血圧の高い方が、手術を受けると最高血圧が180mmhgを超えてくることがあります。このような場合は、通常は手術の中止となります。やはり、あまりに高い血圧で手術を続けることは、脳や心臓や腎臓への影響が大きく、動脈硬化の問題があり、継続が困難な場合があり、手術時の著しい変動で各臓器への血管へ重篤な障害が起こる可能性があります。
血圧が高くてもしっかりと薬を服用されてコントロールされている場合は、インプラント手術も問題なく行える場合が多いです。

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インプラントと骨粗しょう症

骨粗しょう症は、病気そのものの弊害と病気により服用する薬によるものと2つに分けられます。
まずは、骨粗しょう症の病気に関して説明していきます。男性よりも女性に骨粗しょう症は、多く見られます。閉経後の数年間は、急激に骨の量が少なくなります。簡単に骨粗しょう症を説明するならば、骨を作るよりも骨が無くなる方が上回ってしまうことを言います。インプラントを行い、骨とインプラントが結合してくれることをオッセオインテグレーションと呼びますが、骨粗しょう症で骨を作る方が無くなる方を下回ってしまっている場合は、骨とインプラントが結合してくれませんので困ったことになるわけです。骨とインプラントが結合しなければインプラントは、脱落してしまいますので困ったことになります。しかし、現在、どれくらいの骨粗しょう症なのかで、インプラントができる・できないは解っていません。
次は、骨粗しょう症の患者さんに出すお薬で代表的なのがビスフォスフォネート系製剤になります。ビスフォスフォネートは、悪性腫瘍や骨粗しょう症の患者さんに投与されることが多いです。ビスフォスフォネートを投与した患者さんに歯科における外科処置(インプラントに限らず)を施したところ、顎骨壊死が報告されるようになり、注目を浴びることになりました。インプラントに限らず抜歯などの処置をした際に顎骨壊死が起こるということで、ビスフォスフォネート系薬剤を服用している患者さんには、外科的な処置は禁忌となりました。


代表的なビスフォスフォネート薬剤

  • ゾメダ
  • ボナロン
  • フォサマック
  • テイロック
  • アクトネル
  • ベネット
  • アレディア
  • ビスフォナール
  • ボノテオ
  • リカルボン

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20歳以下の方

20歳以下の方

個人差があり、何歳まで成長するかは、厳密に言えばわかりません。Scammonの成長発育曲線では、20歳で大体の人が成長が止まるとなっていますが、これは欧米人のデータであり、日本人のデータではありません。また、成長期が遅めに来る人と早めに来る人でも違ってきます。中学生の頃に身長180センチあり、そこから成長していない方と最近180センチに成長した方とでは異なります。
また、日本口腔インプラント学会では、顔が小さい方と大きい方でも違いがあり、顔が大きい方は、25歳まで成長が続くという報告もあります。
では、なぜ顎が成長しているとインプラントができないのでしょうか?それは、インプラントは、一度骨と結合したら動きません!それに対して顎の骨が成長を続けるとインプラントの位置は変わらずに歯が顎の成長に合わせて動きますのでインプラントと天然の歯に隙間が生まれてしまうからです。また、隙間だけなら良いのですが角度などの問題となるとかぶせ物を新しく作り直すだけでは済まない問題となることがあります。
25歳以下でインプラントを行う場合は、担当ドクターと良くコミュニケーションをとりながら、治療を進めましょう。

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妊娠されている方とインプラント

妊娠されている方とインプラント

妊娠されている患者さんから今時間があり、出産後は育児で時間がないので、インプラントができないかと相談があります。それまでは、妊婦さんは時間があるなどと考えたこともなかったので、なるほどと思いました。確かに子供が生まれたら子育てで自分のことよりも子供のことが優先となりなかなかインプラントを行うことができませんね。

そでは、妊娠されている時に何が良くないのかというとインプラント手術後に服用する抗生物質や痛み止めが問題となります。抗生物質は、特に14週までは服用をしない方が良いとされており、15週以降は服用してもそんなに問題ないとも言われています。


抗生物質と一言で言っても実は、様々な種類があります。下記に胎児に影響の出やすい抗生物質を上げますので、参考にしてください。

  • 1.テトラサイクリン系
    商品名(ミノマイシン、ドキシサイクリン)は、妊娠中、服用禁忌です。歯が黒く着色を起こしたり、胎盤を通りやすく催奇形成作用がある。
  • ニューキノロン系
    商品名(クラビット、シプロキサン)は、副鼻腔炎や尿道炎や膀胱炎などに処方されることが多いです。赤ちゃんに骨格障害を起こすので妊娠中は、服用できません。
  • アミノグリコシド系
    商品名(ゲンタマイシン、トブラシン、アミカシン)は、赤ちゃんに聴覚障害が起こる可能性があります。

妊娠していても赤ちゃんに影響の出にくい抗生物質、胎盤を通して赤ちゃんに吸収されにくいので、影響が出にくい抗生物質も上げますので、参考にしてください。

  • マクロライド系
    商品名(ジスロマック、クラリス)は、肺炎や気管支炎や中耳炎などで処方されます。
  • ペニシリン系
    商品名(サワシリン、ビクシリン)は、肺炎や性病などに処方されます。昔、梅毒で困った人たちを治したのが始まりになります。
  • セフェム系
    商品名(フォロモックス、メイアクト、セフゾン)は、膀胱炎や肺炎など幅広く感染症に処方されます。

妊娠されている方に比較的、安全で処方される痛み止めは、アセトアミノフェン(カロナール)になります。ロキソプロフェン(ロキソニン)は、妊娠後期に出すと赤ちゃんに影響が出るので処方しません。また、ジクロフェナク(ボルタレン)も同じように妊婦には、処方禁忌である。

歯科で用いられる麻酔は、腎臓代謝なので赤ちゃんに影響はありません。局所麻酔で使用する2%リドカインを使用してもほとんど問題ないことが報告されています。それよりも麻酔の痛みによるストレスが問題となり、通常は16週以降に治療を行う方が良いとされています。

妊娠中のレントゲンは、現在歯科で用いられているレントゲンの放射線量は、非常に少なく防護用のエプロンを着用するので、赤ちゃんへの影響は、ほとんど問題ないと言われています。

以上のことを考えますと妊娠16週以降で、骨の造成や多くの本数のインプラントでなければ暇な時間で手術を行うことは、可能だと思います。しかし、くれぐれも担当ドクターと産婦人科医で連携をとりながら行う必要がありますので、しっかりとコミュニケーションをとるようにしましょう。

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蓄膿症(副鼻腔炎)の方とインプラント

蓄膿症(副鼻腔炎)の方とインプラント

蓄膿症や副鼻腔炎のことを上顎洞炎と呼びます。インプラントを行うだけの骨があるケースは、問題なく手術ができます。問題があるのは、骨がないので骨の造成が必要となり上顎洞にソケットリフトやサイナスリフトを行う時に発生します。上顎洞炎により絶えず炎症が起こっている場合は、骨を造成しようとする際に持ち上げる上顎洞粘膜が肥厚しており破れやすい状態となりますので、そのような場合は、まずは上顎洞炎を耳鼻科を受診して治ってから骨の造成やインプラント手術を行う必要があります。

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インプラントと歯周病

インプラントと歯周病

皆さんもご存知かもしれませんが、インプラントは虫歯にはなりませんが歯周病になります。そのため、インプラント以外の歯が歯周病になっていた場合は、細菌が天然の歯よりインプラントに感染を起こしますので問題が起きます。インプラント手術を受ける前に歯周病の治療を受けて徹底的に歯周病の細菌を減らすように歯ブラシの方法なども変更する必要がありますね。歯周病は、バクテリア(細菌)との戦いになりますので、いかに細菌の数を減らすかがポイントになります。

歯周病の治療は、歯石を除去したり歯の面をPMTCにより滑沢にすることで、細菌の塊(バイオフィルム)を除去して細菌を少なくし、日頃の歯ブラシで細菌を少なくする。細菌をいかに少なくするかになりますので、ドクターや歯科衛生士と共に取り組んでくださいね。

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歯ぎしりとインプラント

歯ぎしりとインプラント

歯ぎしりは、現代病のひとつでしょうか?非常に多くの方が歯ぎしり食いしばりで歯を失います。歯ぎしりが直接の原因ではないのかもしれませんが、歯周病や歯根ハセツを助長しています。

インプラント後ですが、寝ている間に歯ぎしりや食いしばりをしてインプラントに力が加わり過ぎるとせっかく骨と結合したインプラントの周囲骨がなくなり脱落する原因となります。やはり、インプラントをしたらナイトガードを必ず装着して就寝するようにしましょう。私の患者さんの8割は、なんらかの歯ぎしり・食いしばりをしていますので、インプラントのかぶせ物をセットしたと同時にナイトガードも作り装着してもらうようにしています。

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介護とインプラント

介護とインプラント

インプラントを行うのは良いが、将来的に介護になったら大丈夫ですか?誰がインプラントを歯ブラシしてくれるのですか?という質問をいただきます。

そうですね!確かに介護となった時は、インプラントの歯を磨いてくれる人がいないために苦労するかもしれませんが、実は、インプラントの歯の部分は、ネジを緩めてはずすことができます。歯の部分を外せば入れ歯に問題なくすることができますので、介護になったらとそこまで深刻に考える必要はないと思います。それよりも、入れ歯では噛めない多くの食べ物を何不自由なく食べることで寿命が延び、QOLを保つことのできる生活ができるインプラント治療は、非常にメリットが多いと考えられます。

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