オールオン4の欠点

オールオン4にはこんな欠点があります

残っている歯は、抜歯

オールオン4:写真

オールオン4は、歯を全て失って総入れ歯の方や歯周病で歯が揺れて全ての歯を抜かなけらばならない方への治療法になります。そのため、歯が残っている場合は、全て抜歯を行う必要があります。歯を抜くのが怖いという患者さんもいます。私はいつもオールオン4の手術と歯の抜歯手術を同日に行うことが多いです。前もって歯を抜歯して、総入れ歯を装着してもらい歯肉の治りを確認してからオールオン4の手術を行う場合もあります。オールオン4は、かぶせ物(上部構造)で端から端までつなぎますので、その間に歯があってはならないということになります。

レントゲン写真では、初め歯が残っていますが、インプラントを行った後は、抜歯をしてレントゲンで歯がないことがお解りいただけるかと思います。

奥に歯が1本ない!

オールオン4:写真

天然の歯や入れ歯は、前歯から数えて7番目まで歯が並んでいます。しかし、オールオン4の歯は前歯から数えて6番目までの歯並びとなります。歯が1本ないことにより不安を感じる方もいらっしゃいます。日本人は、米を主食として噛むというよりも、すりつぶすという動作が多いようです。そのため、奥歯に1本歯がないことにより、違和感を訴える患者さんもいます。しかし、オールオン4のそもそものコンセプトは、4本の少ないインプラントで12本の歯を支えるというコンセプトですので、初めから左右の奥歯に歯がないというコンセプトです。慣れるしかないのか?と言われれば、それしかありません。もともと、海外初のコンセプトですので、日本人の食に対する奥深さまでは、考えられていないと思います。

奥に歯が1本ないだけですので、見た目などは一切問題ありません。

歯ぎしり・噛む力が強い人は要注意

オールオン4:写真

歯ぎしりは、歯1本に体重の1.5倍の力が加わると言われています。私であれば体重60キロですので、90キロの力が加わり、そこでギリギリすれば、オールオン4でいくら頑丈に骨と結合していても日に日にその結合が壊れてしまうわけです。このように歯ぎしりや噛む力が強い方は、それに対抗すべくインプラントの本数を増やすか?夜間のナイトガードで歯ぎしり・食いしばりを予防するかになります。

インプラントをすれば全てが大丈夫なのではなく、オールオン4にも限界はあります。そのため、オールオン4のインプラント手術をした後に、仮歯を我々は装着します。その仮歯が壊れたり欠けたりする状態を確認して、インプラントの本数を増やす場合もあります。オールオン5や6にする場合もあるということを頭の片隅に置いておいてください。患者さんによっては、日々のストレスにより歯ぎしり食いしばりがひどくなり、オールオン4を壊してしまう人もいます。

骨の造成が必要な事も!

オールオン4:写真

オールオン4のコンセプトは、できるだけ前方の骨の硬い部分にインプラントを行い骨の造成を行わないという方法をとります。しかし、長年の入れ歯の装着により、前方の骨が全くなくなってしまう患者さんもいらっしゃいます。そのような場合は、奥歯に骨の造成を行い、その部位にインプラントを行います。

骨の造成を行わないのが、オールオン4のコンセプトですが、患者さんによっては、上記の理由でそれができない場合もあります。そんな時は、骨の造成をすることになります。

手術の日に固定できない場合も

オールオン4:写真

オールオン4の魅力の1つに手術当日から、入れ歯を固定することができるという魅力があります。しかし、手術後に入れ歯を固定することができないことがあります。えーーーっと言われる患者さんもいますが、残念ながら医療に100%はありません。固定できない場合もあります。

では、どんな時に入れ歯の固定ができないのでしょうか?それは、予想外に患者さんの骨が柔らかすぎた場合、骨がレントゲンよりも少なかった場合、入れ歯を固定することができません。手術をする前にそれがわからないのか?これがわからないことがあります。第一に骨の柔らかさは、レントゲンでは判断することが難しいです。レントゲンは、そこに骨がある事は高い精度で特定できても、その骨が硬いか?柔らかいか?はわかりません。第二に骨がそこにあるか?どうか?レントゲンの精度にもよりますが、薄い骨や細い骨は、レントゲンに写りにくいです。こればっかりは、新しくて精度の良いCTを医院が導入しているか?ですが、これはわからないですね。現在販売されている歯科用CTは、被曝量も少なく、精度も以前の装置に比べると比較にならないほど良くなっている事は確かです。

外すことができない

オールオン4:写真

今まで総入れ歯を装着されていた患者様は、直ぐに入れ歯を外して洗うことができたと思います。しかし、オールオン4は、固定式のために外すことが自分ではできません。入れ歯がパカパカ外れてお悩みの方には、朗報ですが、そうでなかった場合は、逆に食べかすが間に入ってしまい洗うことができずに煩わしいと答える人もいらっしゃいます。

利点として、固定式なので入れ歯のように外さなくて良いという部分もありますが、それを逆に感じてしまう人もいるということになります。

外科手術が必要になる

オールオン4:写真

インプラントではなく入れ歯を選択される患者さんに外科手術が怖い、もしくは色んな理由で外科手術が受けられないと言われる方もいます。外科手術が怖いと言われる方は、最近では眠っている間にインプラント手術を受けることができるようになりましたので、こちらもhttps://www.shisyubyo.jp/implant_sleep/参考にしてみてください。

やはり多くの方は、手術と聞くと非常に怖いというイメージがあり、なかなか一歩を踏み出せないのも確かかと思われます。手術自体は、そんなに侵襲が多い手術ではありませんし、最近ではガイドを用いた手術を行いますので、失敗もほとんどなくなったのが現場です。ガイド手術に関しては、こちらもhttps://www.shisyubyo.jp/allonfour-guide/参考にしてみてください。全身疾患(高血圧・糖尿病)などで手術が受けられない!もしくは、服用している薬により、手術が受けられないこともあります。このような場合は、内科の他科のドクターと連携をとり、行うことができる場合もありますので、ご相談ください。

メンテナンスが重要

オールオン4:写真

オールオン4は、メンテナンスが非常に重要になります。定期的に歯やインプラントに付いたバイオフィルム(細菌の塊)を落とす必要がありますが、今まで定期的に歯科医院でメンテナンスを行わなかった患者さんは、オールオン4の上部構造をセットした時点で歯科医院に通う必要がなくなると思っており、メンテナンスにいらっしゃらない患者さんがいます。虫歯や歯周病の原因は、バイオフィルムということがわかっていますので、これを定期的に落とさないといけないのですが、これを怠って2年3年経って来院した時に問題が起こっているケースがほとんどになります。オールオン4は、治療が終わった後のメンテナンスが非常に重要になることをご理解ください。

全て自由診療で高額に!

オールオン4:写真

オールオン4は、全て自由診療で保険外治療となります。相場でも200万円から300万円くらいになります。材質により値段は、異なりますが、アクレリックの入れ歯タイプのものは、お勧めしませんので、必然的に250万円くらいが平均の値段になります。その費用を軽減するために医療費控除があります。10万円以上200万円以下の医療費に関して所得に応じて税金の還付がありますので、是非、活用してください。詳しくは、こちらをhttps://www.shisyubyo.jp/deduction.html確認してください。

また、インプラントではなく上に乗せる被せ物(上部構造)は、10年から20年後に作り変えが必要になります。タイヤと一緒でだんだんにすり減ってきますので、交換が必要な時期がいつの日か来ます。その際には、100万〜150万円くらいの費用がかかりますので、準備しておく必要があります。治療が終わって一生ものだと良いのですがオールオン4は人工物ですので、いつの日か?壊れる?やりかえる?必要があります。

オールオン4ができる歯科医師が少ない

オールオン4:写真

オールオン4という治療方法は、通常のインプラントよりも高度な技術を要します。また、上に乗せる被せ物(上部構造)も咬み合わせを把握して作製するために補綴という知識も必要になります。これは歯科医師に限ったことではなく、歯科衛生士や歯科技工士もオールオン4のメンテナンスや技工物の作製に知識や技術が必要となります。

つまり、オールオン4はインプラント治療を行っている歯科医師であれば誰でもできるというわけではありません。やはりオールオン4に長けたチーム医療が必要になりますので、そこのところをご理解いただければと思います。

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オールオン4その他の注意点

というわけで、オールオン4は、全てがパーフェクトなわけではなく、良くない点もあるわけです。治療方法を選択する際に、オールオン4の利点ばかりに目がいってしまうと思いますが、オールオン4の欠点にも目を向けましょう。

利点だけでなく欠点を理解することで、オールオン4の治療を受ける際に非常に参考になると思います。

オールオン4という治療は、通常のインプラントの知識だけでは成功しません。歯科医療の総合的な知識と経験が必要となります。これは、歯科医院側もですし、患者側も正しい知識が必要になります。

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